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2024年春のトランジット分析 ナクシャトラから観たジョーティッシュ

更新日:3月25日

ナクシャトラから観たジョーティッシュシリーズ。今回は3月中旬~4月のトランジット分析。

みなさん、いかがお過ごしですか。もうすぐ春分がやってきますね。春分点に太陽が牡羊座に入るとするトロピカルアストロロジー(西洋占星術)に対し、ジョーティッシュはサイデリアルアストロロジー(恒星占星術)。ジョーティッシュでは、この3月14日に太陽が魚座に入ったばかりです。

実際太陽が牡羊座に入るのは4月14日で、ジョーティッシュではその日をメシャサンクランティ~太陽暦新年として盛大にお祝いします。そんなヴェーダの暦による新年まであと1か月となった今。この記事では惑星の動き、どんなところに留意したらよいかまとめてみました。



ナクシャトラから観たジョーティッシュトランジット分析。2024年春。
Mystical Light ゴチャラレポート2024年春



 目次


2024年4月21日からナクシャトラ・マインドマッピングコース第4期を開催します。インド暦普及協会主催で1クラス3500円×12回のナクシャトラに特化したコースです。マハバーラタ、ラーマヤーナ、聖典プラーナの神々のお話しをところどころに交えながら27星群についてたのしく学んでいただきます。まだ受けていない方はお友達を誘って是非ご参加ください。興味のある方はナクシャトラ・マインドマッピングコース第4期の詳細について、下記のボタンをクリックして記事をチェックしてください。




ミーナ・サンクランティ~太陽魚座入り 

という訳で太陽が14日にミーナラシ(魚座)入りし、太陽暦12か月の最後のフェーズに入りました。

学生が春休みに入るこのタイミングは新学期の前にレフレッシュする時。同じく太陽もミーナ(魚座)とウッタラバドラパダとレヴァティの水の要素で浄化をします。一般的に太陽が魚座にいる時は、春分の到来と共に春の大掃除をして身の回りの整理などしながら英気を養う季節です。


さてその魚座には既にラーフがレヴァティに、そして減衰したブッダ(水星)がウッタラバドラパダから同じくレヴァティに移動していきます。従ってこの1か月、ジャンマ・ナクシャトラがレヴァティの人(誕生時の月がレヴァティにいる人)は何かとストレスが多くこれまで避けてきたことや、先延ばしにしてきたことに直面する時を迎える可能性があります。特にダシャでも課題があると感じる人は鑑定で対処の仕方についてご相談ください。また18日からレヴァティではブッダとラーフのコンジャンクションがありますから、レヴァティの人は重要な決断や行動は避けるのが無難です。


一方ジャンマ・ナクシャトラがシャタビシャクの人はサーデーサティーのど真ん中ですが、12日からシュクラ(金星)もシャタビシャク入りし21日からシャ二(土星)とコンジャンクションになります。シュクラとシャ二はミトラ(友)であるため、真面目で時に事務的で無表情な土星に3月23日まで金星が華を添えます。シャタビシャクを支配するヴァルナは空と海を司る神です。また金星は水、そしてクンバ(水瓶)は風の要素ですから、シャタビシャクの人は海にでも小旅行をし、オープンな空間でストレスを解消するといいですね。


金星とのコンジャンクションが終わったと思った3月24日。次にシャタビシャクナクシャトラにやってくるのが金星と対象的なマンガル(火星)です。火星のシャタビシャク滞在の後半にかけてグラハユダ(惑星同士の戦争)が起きますので内戦や戦争が起こっている地域では争いが悪化する傾向にあります。

特に独裁的な軍と民衆の間での対立が表面化し、今回は民衆(土星)に軍配が上がるケースも散見されそうです。その国や個人の火星のエネルギーの成熟度により結果は分かれるでしょう。シャタビシャクに月がある、または凶惑星がある人はこの時期周りと揉め事に発展せぬよう腹は寝かせておく方が無難です。


シュクラはミーナ(魚座)で高揚


この春のグッドニュースと言えば、シュクラ(金星)が3月31日~4月24日まで魚座でウーチャ(高揚)となることでしょう。春に金星の優美で繊細、かつ華やかな波動を思いきり活用し、社交、音楽、芸術、恋愛などで充実した時を送ることができます。

シュクラは4月3日から13日までウッタラバドラパダ・ナクシャトラに滞在。スピリチュアルやヨガに興味のある人は新しいヨガ用品、オラクルカード、クリスタル、エッセンシャルオイル、アロマ、ハーブなどを購入したり取り入れたりするとあなたの探求が深まりそうです。

デートでは水族館やカップルヨガなどで恋愛もヒートアップするでしょう。


その後シュクラは4月14日から24日までレヴァティ・ナクシャトラを通過します。湖、ビーチなどで時間を過ごす、美容について何か新しい習慣やトリートメントを始める、またアートや音楽をやっている人、クリエイティブな仕事をしている人は金曜日に白いものを捧げたり、白い服を着て金星からインスピレーションを受けてみてはいかがでしょう。

礼拝をしている人はこの時期、ラクシュミーやドゥルガのような女神のマントラを唱え愛情運、金運を向上させる大チャンス。そんなこと分からないけど取り合えず金星が高揚してるならそのエネルギーにあやかりたいなという人は、新しいジュエリーや服を着て気の合う人たちと食事やイベントに出掛けましょう。

 


3月の月食と4月の頭の日食~日本国魚座で減衰するブッダに与える影響

 

先に言っておくと、今回の月食と日食は主に北米やアメリにかなり大きな影響を及ぼすものです。従って日本では観測することができずその影響も限られたものと考えてよいのですが、何せ日本国の開国チャートでブッダ(水星)が魚座19°で減衰しており、3月25日の月食時はラーフが同じ魚座の21°で起きることから、引き続き地震や水の災害、事故には注意が必要です。また25日はケートゥもカニヤ(乙女座)の21°におり、日本国チャートでも同じ乙女座で逆行する16°のシャ二(土星)と5°以内であることから、日本の政治界も政治家の腐敗に関する暴露の影響で更に不安定になることが予想されます。

 

前回の記事でも書きましたが、今回の北米に主に影響する月食日食は米国の45代目元大統領の流動資産や家族を表す2ハウスと寿命の8ハウス軸で起こります。特にケートゥに関しては45の逆行した24°の木星とグルチャンダルヨガを形成してしまうため、更なる財政的なダメージを与えるでしょう。これまで既にニューヨーク州地裁から罰金3億5490万ドル(約532億円)の支払い、その他民事の敗訴によりそれ以上の多額の支払いが命じられています。今後水瓶座のシャ二(土星)は、45のヴリシュチカ(蠍座)は28°と27°でコンジャンクションの月とケートゥに10ハウス先のドゥリシュティ(アスペクト)の影を落としていきます。よってここからの6か月は45にとって更に厳しいものになるばかりか、精神的および健康面も懸念されます。仮に45が、25日までにサウジやロシアから汚れた資金を調達できたとしても、それは彼の負債を500億増加させること、そしてその場しのぎのバンドエイドに過ぎません。ダルマの法則により悪は必ず滅びます。


一方、これまでの約3年は日食が先で2週間後に月食が起こるというパターンでした。この春からの3年は逆のパターンとなり、月食が先で2週間後に日食が訪れます。月食日食では共に大きなカルマ、避けられない宿命が作動する訳ですが月食が先のパターンでは、不透明さや混乱が長引いてしまう傾向があるので、やはり普段の瞑想やサーダナ(霊性修行)で培う平常心が物を言う時です。


ケートゥ期の日本、そして日本国チャートで減衰する水星を直撃する春の月食日食。今こそみなさんのディヤーナとサーダナが求められます。日頃どんなコンテンツを閲覧するか、どんな人達と時間を過ごすか、どんな物を飲食するか、など個人の識別心と心掛けが問われます。大切なポイントは、サトイック(心と身体がよろこぶ清らかなもの)が90%生活に取り入れられていること。あなたのエナジーフィールドの波動と意識を上げるか下げるかは正にあなた次第。そしてをれは日本の震災を軽減するため、世界の平和を保つためにもなります。


1月のマカラサンクランティの瞑想会でお伝えした通り、ミスティカルライトでは内省しいつも自分の弱さを見つめ悔い改め、楽観的で高揚感を抱いて生きることを奨励しています。それを可能にするためのジョーティッシュ、クリスタルヒーリング、瞑想です。何より内在の神パラマアートマと一体となり、つまらないエゴを超越し幸せをつかみましょう。みなさんが充実した早春の季節を過ごされますよう。

 

 

 

 

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