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ピトル・パクシャ2025到来~インド占星術無料コンテンツ

更新日:7 日前

ピトル・パクシャ2025到来~インド占星術無料コンテンツ


満月と水面に浮いた蓮の花
ピトリ・パクシャ2025 9月7日~9月21日


ピトル・パクシャ2025は、9月7日~9月21日にあたります。ピトル・パクシャはヴェーダの暦上バドラ月の満月から新月までの2週間で、人々はこの時期地球を訪れる先祖の供養をします。時期的にも日本の秋の彼岸と被りますね。


興味深いことに今年のピトル・パクシャは、7日(日)の皆既月食から21日(日)の部分日食の2週間にピタリと収まるかたちになっています。日本も影響を受ける今回の月食と日食は、恒星占星術の獅子座と水瓶座軸で起こり、ピトル・パクシャの期間中も16日まで獅子座では太陽とケートゥが融合しています。


Mystical Lightのインド占星術のコースを取っているみなさんには先日、ケートゥと太陽のヨガの影響についてじっくりお話したところです。


今回18年振りに獅子座で起こるケートゥ・スーリャのコンジャンクションは、日頃ヨガを実践する人にとってはとてつもない進化の可能性を秘めています。ではそれが先祖供養のピトリ・パクシャに被っていることは何を意味するのでしょう。


ピトル・パクシャ2025。それは正しい努力と心がけ、そしてジャパ、ディヤーナ(瞑想)、礼拝などのサーダナによりあなた自身の魂の輝かせ、その光を先祖に届けるチャンスであり、自身と先祖のためカルマの浄化を促進する時なのです。そしてそれは獅子座のケートゥと太陽により大きく加速されるのです。


ヴェーダの文化では人類の祖先をピトリと呼び、ピトリはマガ・ナクシャトの支配神としても知られます。誕生チャートでマガ・ナクシャトラにラグナやネータルムーンが位置する人は先祖との結びつきが強く、良くも悪くも先祖からのカルマの影響を受け継いで生きていることが散見されます。もちろん地球に肉体を持つわたしたち一人ひとりが多かれ少なかれ先祖の影響を受けていることは言うまでもありません。


インド占星術では墓参りに行ったり、食物を捧げたりする習慣をシュラダと呼びます。シュラダの実践は祖先の魂を鎮め、人生の障害を引き起こすピトリ・ドーシャの軽減にもつながります。ピトリ・ドーシャとは先祖から代々続く負のカルマの連鎖のことをいいます。


ピトリ・ドーシャは主にラシクンダリ(ホロスコープ)に次のように出ています。


• 太陽とラーフ、または9ハウスの支配星とラーフのコンジャンクション。

• 太陽と土星、または9ハウスの支配星と土星のコンジャンクション

• 9ハウスにラーフが位置する。

• 5ハウスの支配星が今日惑星と結びついている、または6、8、12ハウスに位置している。

• 減衰の惑星が5ハウスに位置。ラーフ、ケートゥなど凶惑星が5ハウスに位置。


インド占星術ピトリ・ドーシャによる負のカルマは以下の通りです。


インド占星術におけるピトリ・ドーシャ


•キャリアにおける困難と苦労。

• 結婚の遅延や失敗。

• 妊娠や出産における困難。

• 新生児に精神的・身体的障害が生じる可能性。

• 家族内での継続的な争いや対立。

• 不自然な死が発生する可能性。

• 住居内での強盗、火災、事故。

• 家族の慢性疾患。

• 経済的な不安定。努力にもかかわらず、負債に苦しむ状態が続く。

• 不吉な蛇の夢を見る。

• 祖先が食べ物や衣服を要求する夢を見る。

• 些細なことで親子間、兄弟姉妹間、夫婦間で争いが生じる。

• スキャンダルなど社会的に評判を失う。 •ピトリ・ドーシャの悪影響は、長期の刑務所生活に至るほど深刻化することも。


ガネーシャ神、ラーダクリシュナ、ヴィシュヌ神、シヴァリンガ、パンチャムキ・ハヌマーン
先祖のための礼拝 シュラダ


カラスや牛への餌やり、寄付、特定の宗教儀式の実施など、我々と先祖に平和と調和をもたらす行為はインド占星術でも数々勧められてます。しかしそれらの療法は一種の痛み止めに過ぎず、ピトリ・ドーシャの解消には継続的なサーダナが不可欠です。


ヒンドゥー教だけでなく他の宗教でも負の連鎖のカルマは短くても7代は続くと云われています。これは仏教国である日本でもよく耳にしますね。ですからピトリ・ドーシャなるものは一朝一夕に解決できることではなく、やはり一生かけて取り組むべき課題だと言えましょう。


ピトリ・ドーシャの解決には以下のことを覚えておくことが大切です。

-先祖が学び損ねたことと同じテーマを今生であなたが学ばされていることが多い。

-先祖と同じ失敗を現在あなたが繰り返している、または過去繰り返してしまった場合はただちにその悪癖を断ち、軌道修正すること。ピトリ・ドーシャの解消には正に深い内省と気づきが必要なのです。


インド占星術のウパヤ(療法)やホーマ(護摩炊き)より、肉体を出るその日まであなた自身が先祖の分まで道徳に沿った生き方をすること以外に先祖を喜ばせる供養はないのです。


ヴェーダ聖典はそのためにシュラヴァナ~聞くことの大切を説いています。木星が象徴するグルという存在は、実際にアヴァター、聖人、高僧だけでなく、普段の生活で各業界のプロのアドバイザー、年配者、成功者を通して正しいアドバイスやメッセージをあなたに送っています。それを正しく受け取り、自らの言動、行動、習慣を修正しいければあなたのホロスコープの木星の位が上がることになります。


一方、月が象徴する人の心は、忘れる、迷う、疑うという罪を犯すと聖典に書かれています。カリユガにおいて、つねに揺れる心を静めるにはバガヴァーンに心を集中することが最も効果的で確実な道であるとギータにも説かれています。


いつなんどきも行為者はバガヴァーンとの真理を忘れず、神と二人三脚で生きること。それこそが主クリシュナが推奨するバクティヨーガの道。


バガヴァッド・ギータでクリシュナは理想的な信者を「妬みから解放され、友好的で思いやりがあり、自我や所有欲がなく、忍耐強く、つねに満足していて、信仰において揺るぎない者」と語っています。バクティ・ヨーガを実践することで日々平穏、高揚感、思いやりといった感覚が高まり、最終的にはエゴは溶解し、帰依者はバがヴァーンと一体となる。バクティヨーガにより、地球上で人として生きながら、Divinity ~神に似た特性を培っていくことが可能となるのです。肉体を出るその日まで、神聖なマントラや行、日々の祈祷や儀式によりサナタナダルマ(宇宙真理)に沿った生き方をすること以上の先祖供養はこの世にないのです。


ひとりでも多くの人が今年のピトリ・パクシャと、獅子座での太陽ケートゥのコンジャンクションの力を借りさらに神性を開花させることを祈ります。ジョーティッシュやマインドフル瞑想が気づきを深める原動力となりますように。


この記事を読んでピトリ・ドーシャについて気になる方は、Mystical Light の鑑定にお申込みください。当サイトトップページをスクロールダウンすると予約できます。



【インド占星術無料コンテンツ】ピトル・パクシャ2025到来 いかがでしたか。


インド占星術を学ぶ方必見!


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