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ナクシャトラから観るインド占星術 日本国のホロスコープ・チャート分析

更新日:1月21日

ナクシャトラから観るインド占星術 2024年から30年までの日本国のホロスコープ・チャート分析。2022年12月にケートゥ期に突入した日本。ここでは気になる日本のケートゥ期を占うため、ニッポンのホロスコープとこの国のこれからを解析してみました。





一般的に日本国のホロスコープは、平和条約(サンフランシスコ平和条約)が発効した1952年(昭和27年)4月28日の22:30分を誕生時刻として作成します。これまでもミスティカルライトのジョーティッシュ基礎実践コース、およびナクシャトラ・マインドマッピングコースではこちらのチャートを使用して幾度かお話しをしてきました。今回もこちらのチャートで分析を進めたいと思います。



日本国のホロスコープをナクシャトラから分析しよう。
シュクラパクシャはパンチャミに生まれ変わった日本国

目次



 シュクラパクシャのパチャミ、月がムルガシラを通過する日に新生ニッポン誕生


先ず日本国のティティ(月のフェーズ)は、シュクラパクシャのパンチャミ。シュクラパクシャとは月が明るくなる2週間のフェーズを指します。従ってサンフランシスコ平和条約が発効したのはアマヴァスヤ(新月)を過ぎた5日目であったことが分かります。シュクラパクシャは、一般的に現世的・世俗的な欲望を追求させる、また経済成長をもサポートし、外交的な性質を与えます。月のフェーズの良し悪しは新月から8日目以降、月が明るくなる月のフェーズが吉とされます。パンチャミは新月寄りではあるものの、木星支配で吉兆なティティとされています。ナーガ神支配のパンチャミは、蛇とのつながりも指摘されます。ヴァーラ(曜日)では、新生日本国は月曜に誕生しています。戦後聡明で礼儀正しい国民として世界に知られるようになった日本人の特性を物語る「月」が支配する月曜日。月は名声や成功を授け、水の要素であることから日本人の情緒的な国民性も物語っています。満ち欠けの特性から、対外諸国や天災などの影響によるこの国のアップダウンも暗示しています。

さて日本国の月のナクシャトラはムルガシラにあたります。興味深いことにムルガシラの支配神も月の神ソーマです。やはりその影響は、世界から勤勉との印象にある日本人の国民性、そして真面目が祟ってストレスを抱えやすい一面にも表れているでしょう。ムルガシラのガナ(種族)は神、そして特性はムリドゥといい柔らかく優しいエネルギー。この辺りも戦後の世界から観た「礼儀礼節を重んじる」ソフトな日本人の印象には当てはまっているでしょう。ムルガシラのベクトルは前方向、そして支配惑星はピッタの火星です。そして何よりムルガシラのキーワードは、好奇心と探求。戦後、一位二位を争う経済大国に伸し上がった日本のパイオニア精神と先進国へと大躍進したパワーが感じられます。



日本のホロスコープ詳細を確認しましょう。
日本のホロスコープ詳細

日本国のホロスコープ 基本分析 D1



日本国のホロスコープをナクシャトラから分析します。
日本国のラシクンダリ D1


日本のダシャ分析に入る前に、日本国のホロスコープをさっと鑑定してみます。

D1ラシクンダリを観ると、日本はアメリカと同じダヌ(射手座)のラグナであることがわかります。敗戦しアメリカ主導で憲法が制定され、今日でもアメリカ経済が風邪を引けば日本経済も大きく影響されるなど、1ハウスがアメリカと同じであることには必然性を感じざるを得ません。そして日本国のナクシャトラは、銀河の中心~ギャラクティックセンターに位置するといわれるムーラ。ムーラのシンボルは『根』であるように、経済的に政治的にゼロから立ち上がった日本の出発地点に相応しいナクシャトラです。ムーラはラーフ支配のナクシャトラで、積極的に探求、調査させる星群です。諸外国のテクノロジーや文化を貪欲に取り入れ、研究を重ね独自のイノベーションにつなげ驚異的に経済を発展させた日本。閉鎖的な歴史にしっかり終止符を打ちラーフ(外国)との交流で瞬く間に経済大国へと駆け上りました。物質主義のラーフは日本国のホロスコープの11ハウスにあり、ラーフが支配するもう一つのナクシャトラ「スワティ」で常にマンガルを後押しし、日本のGDPに勢いをつけます。当のラーフは言えば3ハウスの好位置で火星支配のダニシュタ・ナクシャトラにいます。ということはナクシャトラ視点でラーフとマンガルがパリヴァルタナ・ヨガ(相互支配関係)を形成していることになります。スワティはテクノロジー、イノベーションを促すナクシャトラ。そしてダニシュタは財を与えるナクシャトラです。3ハウス・11ハウス間でのこの相互支配関係は、世界市場で日本の発展にこれからも大きな貢献をしてもらすでしょう。

日本国のホロスコープの強みは何といっても5ハウスのメシャ(牡羊座)15°0’で高揚するスーリャ(太陽)。そして牡羊座6°44’で輝くグル(木星)。木星は友好関係にある火星支配のメシャで好位置であるばかりか、デーヴァ・ガナ(神の種族)のアシュウィニ・ナクシャトラで司祭、師、アドバイザーとしての力を余すところなく発揮します。さらにスーリャとグルも友好関係にあるので、このヨガは日本に投資、投機で大きなチャンスを数々与えてくれます。更にグルは5ハウスから、9ハウスおよび11ハウスというマネーハウスをアスペクトし日本に経済的な恩恵をもたらします。スーリャもまた11ハウスのマンガル(火星)をアスペクトし、活力を与え日本経済にてこ入れをしてくれていることが分かります。


スーリャはお気に入りの息子ヤマが支配するバラニ・ナクシャトラにあり、日本の人々に健康と創造的才能を与えています。バラニはナクシャトラのサイクルで初めに創造が起こる領域。バラニではスーリャ(太陽神)の恩寵がふんだんに注がれます。誕生チャートでバラニに太陽や太陽と相性のよい木星や火星、月、水星がいる人は父親や政府、企業のトップに可愛がられ成功や繁栄を手にします。

先述の通り、日本国のホロスコープの5ハウスには木星がアシュウィニに居ます。アシュウィニもスーリャの双子の息子アシュウィニクマーラが支配するナクシャトラ。神聖な木星とアシュウィニ・ナクシャトラの親和性は抜群です。このコンビネーションは子供や子孫を表す5ハウスで、「宇宙から日本に才能ある人材が多く送り込まれ国の発展を導くこと」を意味しています。


一方地震や津波など天災にもろい日本国のブッダ(水星)は、インフラや土地に関係する4ハウスで減衰しています(ミーナ~魚座19°1’)。実際2011年3月11日の東北大震災発生時には、トランジットの水星が、水星リターンのポジションで魚座で減衰していました。またトランジットのシャ二(土星)はカニヤ(乙女座)の21°37’で日本国の水星とオポジションを形成、ハードアスペクトを落としていました。更に当時の日本国のダシャは水星期であったことも特筆すべき点でしょう。


日本国の4ハウス~魚座29°40’では、シュクラがガンダンタにあります。ガンダンタとは固い結び目という意味があり、深いカルマを暗示します。そもそも射手座がラグナの日本にとって金星は6ハウスと11ハウスの支配惑星であり、機能的凶惑星にあたります。さらに29°という度数はサンディグラハとなり、日本国の金星は未成熟な要素を含んでいます。水の要素を持つ金星が、水の要素のレヴァティ・ナクシャトラ、および同じく水の要素の魚座のガンダンタにいることから、日本が津波にもろいことが分かります。本来金星は魚座でウーチャ(高揚)となるにも関わらず、日本のホロスコープでは度数的に惜しい結果となってしまっています。

一方、キャリアを物語る10ハウスではシャ二(土星)がハスタ・ナクシャトラに位置しています。日本国民の仕事に対する真面目で働き者の姿勢がこの国の人の安定につながっていること、そして「手」がシンボルのハスタ・ナクシャトラは日本人の手先の器用さと職人的気質を表していると言えましょう。


2022年12月11日、日本は7年間のケートゥ期に突入


2022年12月10日。当時、インド暦普及協会主催でジョーティッシュの基礎実践コースの第2期を実施していました。12月のクラスの準備をしている時、翌日のクラス当日に日本がケートゥ期に突入することに気づきました。早速少し予定を変更し、日本のホロスコープを紹介しこれからの7年の展望について語ったのでした。


日本のチャートを見ると、ケートゥは9ハウスに位置しケートゥ支配のマガ・ナクシャトラにあります。人類の祖先であるピトリ支配のケートゥは正に日本の長い歴史と、戦後の日本人に大和魂という精神性を忘れぬよう訴えているように感じます。日本国の月はムルガシラにあります。ナーディナクシャトラで、ムーラはムルガシラから数えて6つ目のナクシャトラになります。6つ目のナクシャトラを支配する惑星、つまりこの場合ケートゥは「達成」の働きをしてくれるのです。ましてケートゥは自らが支配するケートゥにあるのですから、ケートゥ期は日本にとっ決して悪い時期ではないと考えてよいでしょう。ケートゥは変化やイノベーションをもたらす惑星ですから日本の新しいテクノロジーや発明が世界に広がり、雇用機会を増やし日本国民の経済を潤すことが期待できるのです。とは言え、代表的な凶惑星ケートゥのダシャはまったくもって侮れません。ケートゥ期は個人や国の負債を増やしてしまう傾向にもあるからです。最も注意が必要なのは2025年11月11日から到来するケートゥ・ラーフ期。ケートゥ・ラーフ期には誤った決断が損失を招くなど、政治的・経済的な混乱も予想されます。個人として今からファイナンスマネジメントをしっかりと、また職やキャリアの安定を図っておくことが賢明です。


一方日本は2023年5月10日にケートゥ/シュクラ期に突入。ゴチャラ(トランジット)のラーフがミーナ(魚座)に入り日本の「ガンダンタで機能的凶のシュクラ(金星)」を通過してしばらく経った2024年1月1日に、能登半島地震が起きました。この日のトランジットでは水星もヴリシュチカ(蠍座)の28°02’でほぼガンダンタ、さらにヴァクリ(逆行)という状態。マンガル(火星)もダヌ(射手座)の3°で、さらに破壊的なムーラ・ナクシャトラから4ハウス先の魚座をアスペクトしていました。今後、今年の5月中旬になるとトランジットのラーフは日本国の減衰したブッダ(水星)とコンジャンクション。その時は留意が必要です。

タマスの惑星であるケートゥは霊的に成長していない人にとっては無知や混乱を招きます。しかしサーダナ(霊性修行)をする人にとっては長期的に大きな恩寵をもたらす神秘的なグラハ(惑星)です。聖典の勉強、ヨガの実践、そして何よりカリユガのこの時代には大いなる存在に帰依して生きるバクティヨーガがケートゥを安全に乗り切る最善策と言ってよいでしょう。


ナヴァムサに目を向けると分かる日本国の底力と幸運



日本国をD9ナヴァムサから占おう
日本国のD9ナヴァムサ・チャート

D1では色々と問題も見られた日本国のシュクラ(金星)ですが、ナクシャトラで観ればサトワのエネルギーを最も強く有するレヴァティにあたり、さらにレヴァティを4分割するとパダ4にあたります。レヴァティのパダ4はヴァルゴッタマ、即ちD9ナヴァムサ・チャートでも同じミーナ(魚座)に入り、日本の金星に滋養と安定を与えています。魚座は日本国のD9で10ハウスにあたるため国民の仕事・キャリアに華を添えていることになります。

さてナヴァムサの1ハウスに注目すると、そこにはグル(木星)がありディグバラ(方位的強度)に恵まれています。日本国のD9チャートではミトゥナ(双子座)がラグナとなり、木星は2つのケンドラハウスの支配惑星なので多少の減点対象とはなるものの、経済大国日本の底力はこの木星にあると言えます。


さて何故この記事でD9ナヴァムサチャートのグル(木星)についてまで敢えて言及しているかには、大きな理由があります。それは日本国のラグナ・ダシャ。120年のヴィムショーッタリ・ダシャは、誕生時の月が位置するナクシャトラとその度数により決まります。月の位置から観るダシャだけでなく、ラグナ・ダシャという誕生時のラグナの位置するナクシャトラから、いまネイティブがどの惑星が支配する時期を送っているか判定する観方があります。人は生きている限り社会との関わりを完全にシャットアウトすることはできません。特に社会で仕事をしている人、または公人であれば社会とどう関わるか、周りにどう評価されるか、経済的に恵まれた時期にあるかをジャッジする時ラグナ・ダシャを用います。

ここでは日本という国のいま、そして未来を鑑定しているので当然ラグナ・ダシャで今日本が何の時期を送っているか、とても気になるところです。例えば月視点でケートゥ期、さらにラグナ・ダシャでも土星期、またはD1で減衰する水星期であったなら、懸念点が増えてしまうことになります。

では日本国の現在のラグナ・ダシャは何でしょう。答えはなんと木星期なのです。日本は2029年末までラグナ・ダシャでは木星期にあります。先述の通りホロスコープで木星の位置に恵まれた日本には、多くのチャンス、恩恵が注がれていることになります。グルはバガヴァーン、至高神そのものです。やはり正しい行い、想念、瞑想、見解を持って生きればケートゥ期の荒波やアップダウンを必ずや乗り切れることを意味しているのです。


ではその他のグラハの位置に移りましょう。10ハウスにはマンガル(火星)がシュクラ(金星)と共にあり、この火星も10ハウスでディグバラとなり国民全体のキャリア運に勢いをつけています。日本の月はヴリシュチカ(蠍座)でニーチャ(減衰)ですが、その支配惑星火星がディグバラになので一種のニーチャバンガ(減衰のキャンセル)となっています。

3ハウスではスーリャ(太陽)がスワクシェートラ(自室)で強く輝き、国民に自信とプライドを与えています。

ブッダ(水星)は日本国の7ハウスにありマラナカラナスタナ。これは水星が最も力を発揮できる場所ではありません。ただし双子座の木星とパリヴァルタナヨガ(相互支配関係)を形成しているため、決して悪くないばかりか恵まれた位置であると結論づけることができます。

ラーフとケートゥは蠍座と牡牛座でそれぞれニーチャ(減衰)。ラーフは特に減衰した日本国の月を更に悩ませ、現代の日本社会に影を落とす大きな要因になっているようです。最近の発表では日本は世界の自殺率ランキングで13位に入っており、原因をみると精神疾患、ストレス、貧困、倒産、リストラなど、やはりラーフのネガティブな影響が窺えるのです。

このことからもケートゥ期の日本では、ラーフ(物質主義)に偏らずに、仕事面で正しい努力をしながらも、しっかりとケートゥ(精神性)を高めマインドフルに生きることで、1ハウスのグル(木星)の経済的恩寵を最大限に活かすことにつながるのではないでしょうか。


ナクシャトラから観るインド占星術 日本国のホロスコープ・チャート分析 お読みいただきありがとうございました。


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