マカラサンクランティ2025~マインドフル瞑想会@春への第一歩を祝うインドの祭日
- Mystical Light
- 1月10日
- 読了時間: 7分
更新日:1月15日
マカラサンクランティ2025~マインドフル瞑想会@春ヘの第一歩を祝うインドの祭日
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【プログラム】
マカラサンクランティ2025 春への第一歩を祝う新年のご挨拶
バガヴァッドギータ 10章9,10、11節を読む
春への第一歩を祝うスーリャマントラ
ヴィシュヌ・クリシュナ神に捧げるマントラ:オームナモ バガヴァテ ヴァースデーヴァーヤ
太陽神経叢とハートをチャージするアチューメント瞑想

マカラサンクランティ2025 春への第一歩
早いものでMystical Light のコミュニティとマカラサンクランティ~太陽山羊座入りを一緒に祝うのが今年で7年目となります。想い返せば最初は2019年に日暮里のシャンティガーデンで11人くらいの集いでした。皮肉なことにコロナ禍でSKYPEの瞑想会登録者数は一気に100人ほどに倍増し暦の分岐点をみなさんと共に意識を合わせ瞑想してきました。
マカラ・サンクランティは、太陽が南回帰から北回帰へとシフトするその日を祝うインドの祭日で春への第一歩としてインドでは凧揚げをする習慣が見られます。日本でお正月に凧揚げをするのはやはりインドの伝統に由来していたのですね。マカラは「山羊座」、サンクランティは「一つのラシ(星座)から次のラシに移動する」ことを意味します。
バガヴァッドギータでも、クリシュナ神は「マカラサンクランティから7月中旬までの北回帰の時期に魂が肉体を離れるとヴァイクンタ(ヴィシュヌローカ)に到達しやすい」とはっきり宣言しています。
ですからインドでは聖者たちも太陽の北回帰を歓迎し、その吉兆な日を聖なる河で沐浴して過ごす光景が散見されます。マカラ・サンクランティは新年の収穫祭でもあります。冬が去り始めるこの時期に、母なる大地に感謝を捧げその年の豊作を祈願するのです。
人々はこの日、互いに贈り物を交換しますが、特にゴマを使った伝統的なお菓子ティルを贈る習慣は古くからの伝統だそうです。みなさんもゴマのついたお団子など祭壇にプラサードとして捧げティータイムを愉しんでみてはいかがでしょう。
マカラサンクランティの祭日に、人々はまたポンガルと呼ばれる料理をふるまいます。ポンガルはミルクで炊いた甘いお米から作られ、サトウィック(浄性)な食べ物とみなされ、純粋な思考と謙虚さを促すとされています。
普段から肉体に取り入れる飲食物は浄性でなくてはならないというのがヨガの教えの基本です。何故ならわたしたちが見聞きする情報も口にするもの食べ物も全てが「心」を形成する構成要素であるからです。わたしたちは普段このことを意識して食事をすることはあまりないかもしれません。
地球での魂の修行、そして自己実現への歩みが停滞せずに加速するよう飲食物の90%は清らかでなくてはならないと全ての賢者は説きます。
毎年マカラサンクランティの祭日は、夜明けのような新鮮で清々しい波動には包まれています。ヨガの道を真剣に歩む人なら、行為者は神であると意識し、全ての言動、行動をバガヴァーンに捧げて生きる決意を新たにする最高の祭日なのです。
肉体を持って地球で生きることは非常に稀なギフトであると云われています。限りある時間、わたしたちは与えられた尊い毎日を精一杯マインドフルに生きることを期待されています。
2025年も世界中で一人でも多くの人々、動物たちが平穏に暮らせますように祈ってやみません。試練が降りかかってきた時でさえ、それは魂が飛躍するための通過点と結果を神に委ね淡々と義務をこなして生きればバガヴァーンは必ず更に高い場所へあなたを導いてくれるのです。

『足跡』
ある夜、私は夢を見た。
私は主とともに渚を歩いていた。
暗い夜空に、これまでの私の人生が映し出された。
どの光景にも砂の上に二人の足跡が残されていた。
それなのに、私の人生の一番つらいとき
一人の足跡しかなかった。
主は囁かれた。
「私の大切な子よ。わたしはあなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや苦しみや試練のときに。
足跡が一つだったとき、
私はあなたを背負って歩いていたのだ。」
マーガレット・F・パワーズ
バガヴァッドギータ 第10章

9節
帰依者は常にわたしを想い、全エネルギーを私に捧げ、わたしについて語り、互いに啓発し合いながら、無上の満足と歓喜を味わっている。
10節
わたしを信じ、わたしを愛し、つねに私に仕える人たちに、心理を見極めるブッディヨーガ(叡智の力)を与えるが、彼らはその力によってわたちのもとへやってくる。
11節
彼らに対する慈悲の心から、わたしは彼らのハートに宿り、輝く叡智のランプをもって、無知から生ずる心の闇を打ち破るのだ。
先日2025年マカラサンクランティのマインドフル瞑想会のプログラムを作成しているとき、インスピレーションで10章の9,10、11節が降りてきました。
今回の瞑想会では、28年間バクタとして密接にバガヴァーンの導きを受けバクティヨーガを実践してきた立場からこれらの節について思うところをお話したいと思います。
インドの修行者でさえバガヴァッドギータを世にも難しい聖典として奉るだけで、日々の生活の指針に落とし込めない人が多く存在します。
頭で理解しようとしてもギータは理解できないかもしれません。神に全てを委ね、神を疑わず、ブレない精神で神と阿吽の呼吸で日々交流できればギータほど実践的な人生の教科書はありません。
今年はそんな立場からみなさんのギータに関する素朴な疑問に直接お応えしたいと思います。質問は匿名で紹介しまとめて瞑想会で回答しますので気軽にメッセージください。みなさんの質問、お待ちしています。
オーム・ナモー・バガヴァテー・ヴァスデーヴァーヤ

オーム・ナモー・バガヴァテー・ヴァスデーヴァーヤというマントラは、「ヴァスデーヴァにひれ伏す」または「クリシュナに降伏する」という意味です。これは、ヴィシュヌ神とその化身であるクリシュナ神(しばしばヴァスデーヴァとも呼ばれる)を称える12音節から成る神聖なマントラです。
「オム・ナモー・バガヴァテ・ヴァスデーヴァヤ」は、ヒンドゥー教の神聖なマントラで、「ヴァスデーヴァにひれ伏す」または「すべての人の心の中に宿る主を敬う」という意味です。
このマントラは、自由を得るための精神的な公式と考えられており、ムクティ(魂の解放)のマントラとしても知られている健康、強さ、識別力を授け、ネガティブな傾向を克服する手助けをすると言われています。
このマントラは、ヴィシュヌ・プラーナ、ヴァイシュナヴァ・ウパニシャッド、叙事詩マハーバーラタにも登場します。ヴィシュヌ神は、宇宙の維持者であり保護者であり、善と悪のバランスを回復するヒンドゥー教の主。
ヴィシュヌという名前は、「すべてに浸透する」「すべてであり、すべての中にあるもの」を意味します。
今年はヴェーダ聖典の三位一体の神々、ブラフマー神(創造)、ヴィシュヌ神(維持)、シヴァ神(破壊)の『維持』の力に焦点を当て、わたしたちの生活および世界のインフラ、テクノロジー、資源、地球、惑星、星座全てを維持し保護しているヴィシュヌの御力を瞑想します。
オーディオは、28年前にニューヨークのサイババ寺院でよく歌っていたバジャンの1つです。
マカラサンクランティ2025~マインドフル瞑想会@春への第一歩を祝うインドの祭日の記事、いかがでしたか。Mystical Light のマインドフル瞑想会シリーズはクラスに出ていただいてるみなさんとインドの祝祭日、およびゲール文化から派生したケルトの異教徒の分岐点に実践しているコンテンツです。